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第四回 ハジメカップ

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2009年10月4日(土曜日)
三重県津市にある御殿場海岸でベローナのCAP!中川一選手の冠大会!ハジメカップが開催されました.

この大会は10月産まれの中川選手の凱旋大会として4年前から開かれた大会で,三重のビーチの第一人者,井上選手のハルカップと共同開催でおこなわれています.

参加チームは,地元の東海はもちろんのこと関西,関東,北陸と各地から選手が集ってくれました.
ツアートップ選手から草バリヤーまで,男女合わせて30チーム以上,細かい説明をしなくても集った面子が中川選手のこれまでの全国での活躍をものがたっています.

雨男の中川選手だけに,前日からの雨が心配されましたが,午前中は曇っていたものの,昼からは快晴!
絶好のビーチ日和でした!

大会は予選リーグ→決勝トーナメント,下位トーナメントでおこなわれました!

結果は
男子
優勝:山崎&鵜飼
準優勝:島袋&仲矢

女子
優勝:梁川&駒田
準優勝:井上&保立

賞品は色々なグッズに加え,中川選手の実家で作った,お米!
毎年,大人気の一品です.

大いに盛り上がった大会となりました.

ハジメCUP 2008

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2008年10月4日(土曜日)に三重県津市の御殿場海岸で行われましたハジメカップの報告です.
この大会は名前の通り,ベローナのトップ選手である中川一選手の冠大会です.
毎年,三重県出身バリヤーの第一人者である井上綾子選手の冠大会ハルカップと2日間にわたり共同開催されています.
輝かしい戦歴を持ち,さらにビーチバレーの普及に努めている二人の大会だけあり,参加選手はツアートップ選手から高校生まで,幅広く多くの選手が集りました.
ベローナからは鬼頭,淀谷,川村,里中,藤井,奥平,藤田,福田,平子,安藤が参加しました.

勝敗も然ることながら,チームメイトの冠大会に参加して,楽しめたことが一番ですね!

天気は快晴!大会は大いに盛り上がりました!
やはり雨男は主催者だったか・・・

大会中には嬉しいニュースが・・・
詳しくは中川選手のブログで!(http://blog.goo.ne.jp/nhajime1014

アジアサーキット・イラン大会  by☆なかがわはじめ☆

みなさんこんにちは。
ずいぶんお待たせしましたが、2月23日~3月6日に行われたアジアサーキット・イラン大会のレポートです。

2月23日 晴れ
17時30分マンションを出る。2005アジアサーキットイラン大会へ向けて出発だ。お気に入りのクイックシルバーのキャリーバックはかなりの量が入るのだが、いつもの試合&遠征用品のほかに、2リットルの水、カップ麺、インスタント味噌汁、焼き鳥・魚の缶詰などをいれたらパンパンになってしまった。それでも今日はとても暖かく、上着1枚余分な荷物が増えずに助かった。21時30分新幹線と関空快速はるかを乗り継いで関西空港着、パートナーの尾崎選手、JVAの寺口さんと合流。23時15分エミレーツ便に乗りUAEのドバイに向けて出発した。機長はスティファン・パピュー氏、多国籍のスッチー達は全員スカーフを巻いている。機内の日本人は3割程度。ターバンやらスカーフを巻いた外国人がたくさんいて、すでに独特の香りが漂っている。例えていうと、カレー粉と2B(濃い鉛筆)を足したような感じ・・・・目にしみる。さて、このEmiratesという航空会社だが、世界最高のサービスといわれているらしく、エコノミークラスでも全席モニターがついていて、100種類以上の映画や40種類のゲーム、ワールドミュージック、アラビアンミュージック、ジャパニーズミュージック(最新曲から年代別ヒット、演歌、美空ひばり大全集まで)を楽しむことができた。さすがお金持ちの多い国UAEの航空会社だと感心する。食事も2回有り、席もゆったりしていて4時間くらい寝ることができたのでドバイまでの約11時間、暇することはなく快適だった。
2月24日 くもり
現地時間6時15分、ドバイ着。UAE(アラブ首長国連邦=UNITED ARABU EMIRATES)入国である。日本との時差は5時間、早朝だが湿気が多くむし暑い。厳重な荷物チェックを通り、両替をすることに。ドバイ-キッシュアイランド間のエアチケットを自分達で買わなければいけなかったので少し多めの50,000円をUAEの通貨であるDH(ディルハム)に両替した。50,000円=1687.5DH。1DH=約30円。第2ターミナルに移動し、キッシュエアラインという航空会社のエアチケットを買った。苦労しながらも片言の英語でよくエアチケットが買えたものだと思うが、カウンターのオヤジは間違いなく何かに怒っていた。本当にこのチケットで往復できるのだろうか、不安になる。ドバイ-キッシュ往復555DH。飛行機の時間までだいぶあったので市内に出てみることにした。『City Center』という超大型ショッピングセンターをぶらぶらした後、スターバックスで昼食。物価は日本の8割程度、そんなに安くない感じだ。3時頃ドバイを出発し、4時過ぎ、ついにキッシュアイランドに到着した。あいのり3カ国目、イランイスラム共和国(Islamic Republic of IRAN)入国である。女性はここで必ず髪の毛を隠すスカーフと肌を隠すコートを身に付けなければならない。日本との時差は5時間半。気温28℃。空港に協会手配のバスが迎えに来てくれていたのだが、中に大きな蜂が・・・。去年の中国のときも着いた最初の食事に見たことの無いでっかい虫が入っており、食欲をなくしたが、今回もアウェイ(虫)の洗礼を受ける。数分でホテルに着き今日2回目の両替をする。100DH=200,000イランリアル≒3,000円。10,000リアル札が20枚、財布が折りたためない・・・。チェックイン後バスで5分くらいの所にある試合会場に行った。会場には大きなスタンドがあるのだが、男性しか入れないらしい。イスラム教の女性に対する規律は厳しい。イラン、タイとサイドアウトとゲームを行い軽く汗を流す。イラン人は思ってたより陽気で人懐っこい。夕食後、ホテル向かいのキッシュ大学の講堂でミーティングと組み合わせ抽選が行われた。試合形式はダブルエリミネーション、トーナメント1回戦の相手はイランに決定した。長距離移動と時差の影響もあり、明日は第1試合ということで早めに寝ることにした。
2月25日 晴れのち雨
9:00 『第4回FAJR国際ビーチバレートーナメント』が開幕。選手用のバスがなかなか来ず、完璧なアップ不足だったが、1回戦(VSイラン)、2回戦(VSダマス・イラン)と順調に2-0で勝ち抜くことができた。両チームとも体格がよく身体能力も高そうだったが、メインはインドアらしくビーチバレーには余り慣れていないようだった。午後はルーザーの試合のみだったので、のんびり試合観戦をした後、ぶらぶら歩いて帰ることにした。『ハイパーマーケット』というスーパーと『キッシュトレードセンター』というショッピングモールに入ってみた。スーパーは「ハイパー」というには物足りない普通のものだったが、トレードセンターは銀行、服屋、靴屋、電化製品店、雑貨、だ菓子屋などがたくさん入った2階建ての大きな建物で品揃えもよくいつも賑わっていたように思う。特に欲しくなったものは無かったが、見慣れない売り物を値段を聞いて値切りながら回るのは結構楽しい。
2月26日 晴れ時々曇り
8:30 3回戦VSインドネシア1。INA1は松崎しげるそっくりのブロッカー『サリー』と強打のレシーバー『ココ』のペア。二人とも身体能力がすばらしく、簡単にコート内にボールが落ちない。1stセットは18-18まで競ったが、要所を押さえられ、0-2で負けてしまった。『サリー』はとても陽気な奴で、誰かに言われたことがあるのだろう、僕たちを見ると、「シゲル、シゲル」といっていたが、彼は間違いなく今大会ナンバー1プレーヤーで、INA1の実力は頭一つ抜けていた。午後はルーザーにまわり、サム・エレクトロニック・イランと対戦した。この試合に勝てば8位以内が確定する。サム・エレクトロニック・イランとは韓国?の電気会社「サムソン」がスポンサーについているイランナンバー1チームだ。午前の試合で不安定だったセットもよくなり、どのセットも終盤まで競るが、勝負どころでサイドアウトが取れず、0-2で敗戦した。後で他のチームが教えてくれたのだが、コートの周りにサイドコーチが何人もいて、サインをイラン語で伝えていたそうだ。気づかないのに問題もあるが、そんなイラン語わかる訳ない。帰り道、トレードセンターを通って帰っていると、エスカレーター前で女性が2,3人騒いでいる。エスカレーターで上階に上がろうとした中年女性が、頭に巻いているスカーフを手摺にはさまれ、体はエスカレーターでどんどん上に行ってしまい、宙吊りになっていた。僕は紳士服の店でコートを見ていたのですっかり出遅れたが、尾崎がかけつけ事なきをえる。さすがに素早い!
2月27日 晴れ
少し遅めに起きて11時からのセミファイナルを観戦。この日はキッシュ入りしてから一番の天気。気温も30℃近くあったため、海に入ることにした。みな暑かったのだろう、中国、カザフ、イランの選手も続々と海に入ってきた。この海というのはあの湾岸戦争で有名なペルシャ湾で、どこまでも遠浅が続いており、水は驚くほど透明で、エメラルドグリーンに輝いていた。現地の人(イラニアン)が「大きな魚がいる」というので近付いてみると、2メートル近くはあろうかというサメだった。もちろん、後ろを振り返ることなく陸までダッシュした。あまりの大きさと近さにマジでびびったが、イラニアン曰く、おとなしくて人は襲わないらしい。午後は決勝が行われインドネシアの1・2フィニッシュとなった。
2月28日 晴れ
午前中はサイドアウト、午後はゲームを数セット。こう毎日毎日ビーチバレーができるのはとても幸せだ。自分がサラリーマンだという事はとっくに忘れている。帰り道、会場-ホテル間を現地ローカルバスに乗ってみた。一人1000リアル=15円。お得だが、これまた宗教上、半ズボンでは乗せてくれない。さて、今回の会場となっているキッシュ・アイランドだが、面積約90平方メートル、イラン本土の南、ペルシャ湾に浮かぶ長方形の小さな島である。イラニアンやアラビアンたちのリゾート地になっており、雰囲気は沖縄みたいな感じで、現地人はみんな人懐っこい。宿泊は『サダフ・ホテル』というおそらく島内で最高級のホテルだった。部屋はやたら広く、サービスも最高で、地下にはインターネットルームやビリヤードルーム、お祈りをするための小部屋があった。食事はバイキングで食べ放題だったが、タイ米、カレー、野菜や牛肉を煮込んだもの、ただ焼いただけの魚・鶏肉・牛肉の繰り返しだったので3日で飽きた。ただ、思っていたほど辛い食べ物が無かったので、辛いものが嫌いな僕には助かった。インドネシアの選手は物足りないのか、チリソースをかけていたが・・・。ちなみにイスラム教の下では豚肉とアルコールと煙草はNGである。
3月1日 くもり⇒雷雨⇒晴れ
朝起きて雲行きが怪しかったが、練習に行ってみることにした。会場についたと同時に雨が降り出した。あまりにいい天気続きですっかり忘れていたが、そう言えば結構有名な『雨男』だった。アップもそこそこにカザフスタンのNO.2チームと練習ゲームをやった。去年の中国大会で対戦したトールマンペアだ。カザフチームは基本的に巨人揃いなのだが、みんなまじめでよく練習する。人柄も温厚でおとなしい。雨が激しくなり、1セットやったところで雷が近くに落ちだしたので撤収した。近くに自分よりはるかにデカイ人間がいると、「きっと雷はこの人に落ちるだろうな・・。」と思えてきて少し安心できた。ホテルに帰って筋トレ、昼食の後、中国チームを部屋に誘った。中国チームの二人は英語が全くわからないので、会話にはならないのだが、筆談で大概の事は通じたのですぐに打ち解けた。彼らの月給は多いときで1,000元(約13,000円)、少ないときは300元(約4,000円)くらいのときもあるらしい。その後せっかくなので、寺口さんと尾崎と3人で島内を観光した。『Greek Ship』という大きなギリシャの難破船、『サフェイン』といわれるイスラム教の寺院や遺跡を見てまわったが、島1周1時間ほどで回れてしまった。(詳しくは後日アップされるであろう写真を見てね)夕食前にキッシュ大学にてミーティングがあり、明日から行われる『アジアサーキットイラン大会』の組み合わせ抽選が行われた。1回戦の相手はKAZ4、またしても第1試合だ。
3月2日 快晴(強風)
『2005アジアサーキットイラン大会』が開幕。KAZ4と対戦。第1セットは出だしを走られてしまい、連続ドリブルもあって、9-21、第2セットはなんとか建て直し、デュースまでもつれこむが、最後はネットインサーブがぽとりと落ち、20-22。自分達のバレーができずかなり悔しかった。午後は試合が無かったため、念願のらくだに乗りにいくことにした!ホテルマンに場所を聞くと「車で5分くらい」との事なのでタクシーを呼んでもらった。しかし、このタクシーの運転手がとんでもない奴で、「キャメルOK、キャメルOK」と言いながら、島内をぐるぐる回り、結局昨日観光した同じところを周り、『シーパーク』というところで停まった。挙句の果てに「この島にはラクダはいない、見たこと無い」とまで言い出し、案内料70,000リアル請求してきた。もう面倒なのでさっさと金をぼったくり運転手に払い、シーパークをぶらぶらすることわずか2分。そこにラクダはいた!綺麗な布を纏ったラクダが3頭、少年にひかれて観光客を待っていた。すぐさま一番デカいラクダに乗る。料金は10分20,000リアル(約300円)。ちょっと高い気もするが、やっと念願がかなった。ラクダの背中は想定の範囲外に高くて見晴らしが良く、波打ち際の散歩はかなり気持ちよかった。今思うと半端なく臭かったのだが・・・。
3月3日 晴れ
12時からルーザー2回戦VSタイ。タイチームはネイビーの「ポー」とエアフォースの整備士「バード」のペアで、英語のレベルも近いものがあり、前回から練習や食事を一緒にしていため一番仲がいい。バードは日本女子のある選手のことが相当気に入ってるらしく、1日1回は必ず「ユーコ、ユーコ、ユーコの電話番号教えてくれ!ユーコはボーイフレンドいるのか?」みたいな事を言っていた。試合結果は0-2で負け。接戦でいい試合ではあったが、今大会終了である。この瞬間に思っていたことは、「もっと練習できたらなぁ」と「やっぱり国際大会は面白い」だった。午後は日光浴をしながら試合観戦。イラン選手の「KIA」とユニホームを交換した。夜、イラニアンの「マーチン」に誘われて食事に出かけた。タイチームも一緒だ。『KASINO』というレストランでイラニアンバンドの生演奏を聞きながら夕食を食べた後、みんなでシーパークをぶらぶらした。夜も遅かったが、結構人がいてにぎわっている。もちろん宗教上男ばっかりだが・・・。ライトアップされたペルシャ湾を見ながら人生について考えてみた。楽しくて結構いい感じだ。そうそう、昨日ぼったくられたタクシー代のうち、60,000リアルが帰ってきた。『地球の歩き方』に書いてあったのを思い出して、ホテルに苦情を言ったら取り返してくれたらしい。尾崎のデジカメで撮った運転手の写真が決め手になった。もし海外でぼったくりだなと思ったときはタクシー会社と運転手を覚えておいてホテルに申請してみるといい。
3月4日 晴れ
少し遅めに起きて、午前中は準決勝観戦。イランのチームが勝ちあがっているため、会場はかなり盛り上がっている。時々サッカーの応援でもおなじみの不気味な歌が始まったりする。さすがに石は飛んでこない。昼の空き時間を利用して練習、午後は三決と決勝を観戦した。優勝はインドネシア1、準優勝はイラン2だった。メインスタンドで試合を見ながらこれからの人生について考えてみた。自分が会社員である事を思い出しブルーになった。この日の夕食は昨日までのバイキングとは違い、なんでも注文していい(連盟持ち)と言うものだった。タイの二人と4人で食卓を囲んだのだが、テーブルの上には高い順にたのんでみたイラン料理、チキンカレー、トムヤンクンのカップ麺(タイチーム持参)、インスタントのご飯と味噌汁、「幸楽」のカップラーメン、焼き鳥缶、イワシ缶(以上日本チーム持参)、山盛りフライドポテト、クリームスープ、コーラと並んでいる。ざっと10人前くらいはあったと思う。かなり後悔したが、残すのは申し訳ないのでみんなで頑張って、と言うか意地になって食べた。イランに来て一番辛い時間だった。じっとしていても苦しかったが、イランの「KIA」、サムソンの「ラモン」とショッピングの約束をしていたので、前かがみのまま『パラダイスモール』へ出かけた。一通り見て周ってお土産のチョコレートとキャンディを買った。その後イラン選手団の泊まっているホテルに招待された。部屋には、イランの選手をはじめ、KIAの家族、タイチーム、昨日あったマーチン、カメラマン、大会補助役のおじさん達が集まっていた。そして冷蔵庫にはご法度のはずのウイスキーが。まあ、どこかにはあるだろうと思っていたが。日本もイランもやることは同じで最終日恒例の宴会が始まり、楽しいイラン最後の夜になった。明日はとうとう帰らなければならない。
3月5日 小雨のち晴れ
10時起床。荷物をまとめてチェックアウト。滞在中、とてもよくしてくれたベルボーイの『ハッサン』と何度もお別れをした。ハッサン少し涙ぐむ。12時ちょうど、日本、カタール、タイの選手、役員でキッシュ空港へ向かった。僕達が昨日リコンファームしたチケットが14:00発、寺口さんのチケットが16:00発だったが、なぜか3人とも13:30発の飛行機に乗った。日本では考えられない事なので本当にドバイ行きなのか不安だった。小さな飛行機でかなり揺れたが、ペルシャ湾、本物の見渡す限りの砂漠、プールのある屋根が王冠型のお金持ちの屋敷など景色は最高だ。14:30ドバイ着。隣のインド人はシートベルトのはずし方がわからずテンパっている。ドバイ発が26:35なので丸12時間ある。荷物を預け、サーティーワンアイスクリームでアイスを食べた。そう言えば今年で31だ。その後、『BIG BUS』というドバイ市内を2時間くらいで周る観光バスに乗り、香辛料市場や庶民の街を見て周った。最後に初日にも行った『CITY CENTER』でお土産を買い、マクドナルドで軽く食事をして23:00前に空港にチェックインした。乗り継ぎ待ちで少し遅れて27:15ドバイを出発。
3月6日 晴れ
やはり疲れていたのか、5時間くらいは寝ていたと思う。後は映画『半落ち』とテトリスで時間をつぶして、17時過ぎ関空に到着した。やっぱり日本が一番いいなと思うが、とても寒い。21時頃名古屋の家に到着し、アジアサーキットイラン大会を終了した。心配していたテロも地震も暴動もまったく無く、無事に帰れてよかった。

今回で2回目のアジアサーキットだったが、またしても9位・9位と悔しさばかり残る結果となった。やはり各国それぞれ特色があって、カザフスタン、中国は体格にものを言わせたパワーバレー、インドネシア、タイは身体能力が高くレシーブ、スパイクとスピードがあってすごいのだがミスが多い。イランはしつこくつないで独特のタイミングで攻撃をしてくる感じだ。今回は参加していなかったが、ニュージーランドはパワーとテクニックのバランスが取れたいいチームだった。ただ絶対に勝てないなと言うほどではなく、「もう少し練習できたら」とか「次ぎやってみれば」という気持ちが先に出てくるレベルである。それだけに、余計に悔しいのだが・・・。プレーの精密さや戦略的なものは日本のトップ選手の方がたぶん上だと思う。その証拠に、同じようなメンバーで後に行われたアジアサーキット・タイ大会第1戦ではJPN1の森川・白鳥ペアが優勝を飾っている。
次に国際大会で重要になってくるのが食事。寝て、起きて、ビーチバレーの生活だったので確かに体はキレていたが、なんとなくストレスが抜けきらない感があった。中国の時と同じように生野菜、フルーツ、香辛料のきついものは食べないようにした。インドア時代から遠征には慣れているので苦にならないが、口に合うもの、好きなものが食べれないと言うのは精神的に少し満たされない。まあ、選手として未熟だと言われれば、そうなのだが。
しかし、やっぱり国際大会は楽しくて面白い。機会があればまた挑戦したいし、そのチャンスを手にできるよう日本で頑張って行こうと思う。

今回のレポートは以上です。
メモを元に向こうで起きたことを中心にだらだら書いたのでわかりにくいかと思いますが、後日写真もアップしますので見てください。

報告:なかがわはじめ

♪思い出はいつの日も雨~ VOL5-2 アジアサーキット連雲港大会(大会編)

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 こんばんは、中川です。早くしないとベローナカップファイナルの結果報告に先を越されそうなので、夜中の2時に慌ててレポート書いてます。今回は前の続きで、ついに試合のレポートです。

 10月8日、ついに大会が始まりました。この日は8時30分から開会式が行われました。中途半端な露出のキャンペーンガールのような格好をした女の子がプラカード持ちで、その後に続いて入場行進をしました。会場が超満員だったのには驚きましたが、プラカードの女の子達がセレモニーで変な踊りを踊っていたのにはもっと驚きましたね。観てるほうが恥ずかしかったですが、会場は大盛り上がりでした・・・。そして明らかにやりすぎだ!という数のハトが放たれ大会がスタートしました。
 
 大会は出場16チームを4つのグループに分け、リーグ戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントへ進出という形式でした。僕達『日本1』は中国2、カザフスタン2、香港と同じグループDでした。緒戦の相手は『中国2』。北京五輪に向けて強化を行っているチームです。二人とも195cmくらいで、右利きと左利きのペアでした。相手の情報などまったくなかったので、とりあえず手探りで試合に入っていきました。
2セットとも序盤は競るものの、左利きの選手のジャンピングサーブとツー攻撃に崩されて、0-2で負けてしまいました。途中、ブロックやいい繋ぎからの得点など見せ場はありましたが、完全に『パワー負け』といったかんじの試合でした。あと、中国選手の試合中のハイテンションはすごかったです。

 一度ホテルに帰り、気を取り直して午後からは『香港』との対戦でした。香港チームの練習を見た感じ気では「これはわりと楽に行けるな」といった感じでしたが、二人とも190cmくらいあり、手が長くブロックといやらしいプレーに苦しめられました。主審副審が共に中国人で香港よりのジャッジだったこともありリズムを崩されかけ、2セットとも中盤までは競りましたが、何とか2-0で勝つことができ、国際試合初勝利を収めることができました。この香港ペアのブライアンとエミアンは人懐っこく英語が話せたのですぐに仲良くなり、サブコートで練習ゲームをし、ユニホームの交換もしました。エミアンが威張って「俺はガールフレンドが12人いる。すごいだろう。」みたいなことを言ってきたので、「俺は25人いる!」と言っておきました。信じたかどうかわかりませんが、悔しかったようで、「紹介してくれ!」って言ってました。

 10月9日は朝から『カザフスタン2』との対戦でした。カザフ2も僕たちも1勝1敗で、決勝トーナメント進出をかけた試合でした。このカザフのペア、何と言ってもデカイんです!レフトの選手は右利きで207cm、ライトの選手はサウスポーで200cmくらいで二人とも人並み以上に動きます。開始早々レフトのスパイクをぴしゃりと止めて最高のスタートを切ったものの、二人の高さとサウスポーのエグイサーブに連続得点を許してしまい、0-2で敗れ、決勝トーナメント進出はなりませんでした。ちなみに、コブラを上から押さえられ、突き指しました・・・。

 今回の大会では普段味わえないパワーと高さを実感することができ、楽しい時間でした。ただ、モチベーションが高かったのもあると思いますが、自分のいいプレーをすればまあまあ通用するなとも思いました。ただし、これはアジア内の大会であり、世界にはさらに上がいるのですが・・・。
 大会は男子は『中国1』が優勝し、準優勝はニュージーランドでした。女子は1位から4位までを中国が独占でした。オリンピックに出れるのは1カ国2チームまで。女子の準決勝以上の試合はまた違う緊張感があって見ごたえがありましたよ。

今回はここまで。
滞在中の出来事、遠征を通じて感じたことは次回にします。

♪思い出はいつの日も雨~ VOL5-1 アジアサーキット連雲港大会(会場入り編)

 みなさんこんにちは。中川です。自分でもVOLいくつなのか忘れてしまうくらい久しぶりです。今回は10月5日から11日にかけて行ってきたアジアサーキット中国大会のレポート(出発から開会式まで)です。僕自身インドアを含め公式の国際大会に出るのは初めてで、不安と期待が入り混じって、かなりテンションが上がってました。
 
 今回のパートナーは東京の尾崎寛之選手。通称『プレイボーイ尾崎』、すばらしいスピードを持ったテクニシャン(もちろんビーチのスピードとテクニック!)です。尾崎選手とは18時に成田空港で待ち合わせだったので、5日の午前中だけ出勤し昼過ぎに名古屋空港へ向かいました。やみかけていた雨も出発時にはお決まりの土砂降り!傘を持っていくのが邪魔くさかったのでいきなりずぶ濡れになってしまいましたが、僕にとって雨は縁起物。いい出発です。
 
 成田空港で尾崎と落ちあい、20時30分の飛行機で上海に向かいました。無事上海の浦東国際空港に着き、もう一つの男子チーム井上(シンヤ)選手と中山選手のペアと合流しました。4人でタクシーに乗り僕たちの予約しているホテルに向かったのですが、このタクシーの運転がとんでもなく、クラクションを鳴らしながら猛スピードで他の車やバスをかわしていくので、かなり嫌な汗をかきました。ホテルに到着し、僕たちがチェックインをしてる隣で、予約のないシンヤたちが片言の英語で空室の確認をしていました。しかし、しきりに「ダブル!ワンルーム!」って言うもんだから、ホ○に間違われたらしく、中国人フロント達は苦笑いで、「君達もこの仲間か?」みたいなことを言われてしまいました。そんなこともありつつ、何とか部屋を確保し、この日は上海に泊まりました。
 
 さて、6日。この日は昼過ぎの連雲港行きの飛行機だったので、4人で少し上海観光をすることにしました。ホテルからベンツのタクシーに乗り、リニアモーターカーで市内に向かいました。中国のタクシーはベンツでも初乗りが10中華人民元(約130円)と非常に安く(しかも超スピード!)、リニアモーターカーは最高時速430km/hで添乗員が美人ぞろい!上海に行ったときはぜひお勧めします!
 
 上海のテレビ塔を見たあと、プロペラ機のような小型機で連雲港へと向かいました。40分くらいのフライトで連雲港空港に到着したのですが、飛行機を降りて一同びっくり!空港の小さいビル以外何もないのです。空港にピックアップに来てくれた協会手配のバスに乗った後も、時々小さな集落があるだけで、あとは西遊記のドラマに出てきたようなレンガ造りの家と、見渡す限りの畑(草原?)と小川が続くばかりでした。もう笑うしかなかった僕達ですが、ホテルと試合会場のある市内はそこそこ栄えており(名古屋市南区くらいか・・?)、ほっとしました。夕方にホテルに着き、この日はホテル周辺をぶらぶらしました。
 
 7日。この日は午前午後と2時間ずつ会場練習しました。会場は街中にあって、中国らしいアドバルーンがたくさん上がってました。立派なスタンドのある陸上競技場のフィールド部分をサンドコートにしたもので、メイン1面、サブ5面の計6コートありました。砂は赤土が混じった感じで、決して深くはなかったのですが、もっちりしてて足が疲れる感じでした。夕食時に前夜祭があり、その後組み合せ抽選会が行われました。僕達のジャパン1は中国2、香港、カザフスタンと同じグループに入りました。
 
 今回はここまでですが、中国に来て感じたことは、①クラクションがうるさい!もう鳴らした者勝ちで車でもバイクでも常に鳴らしてます。中国人はせっかちです!②空気・水が臭い!町中なんか変な匂いがしてます。あと屋台の匂いは強烈です。何の肉かわかりませんが、あれは絶対に食べれないですね。歯磨きもミネラルウォーターでしました。③自転車が多い!皆さんもご存知のとおりです。

今回はだらだらした内容になりましたが、次は開会式から試合編です。お楽しみに。写真は山ほどあるので、後でまとめてアルバムのコーナーに載せてもらいます。

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