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♪思い出はいつの日も雨~ VOL5-2 アジアサーキット連雲港大会(大会編)

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 こんばんは、中川です。早くしないとベローナカップファイナルの結果報告に先を越されそうなので、夜中の2時に慌ててレポート書いてます。今回は前の続きで、ついに試合のレポートです。

 10月8日、ついに大会が始まりました。この日は8時30分から開会式が行われました。中途半端な露出のキャンペーンガールのような格好をした女の子がプラカード持ちで、その後に続いて入場行進をしました。会場が超満員だったのには驚きましたが、プラカードの女の子達がセレモニーで変な踊りを踊っていたのにはもっと驚きましたね。観てるほうが恥ずかしかったですが、会場は大盛り上がりでした・・・。そして明らかにやりすぎだ!という数のハトが放たれ大会がスタートしました。
 
 大会は出場16チームを4つのグループに分け、リーグ戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントへ進出という形式でした。僕達『日本1』は中国2、カザフスタン2、香港と同じグループDでした。緒戦の相手は『中国2』。北京五輪に向けて強化を行っているチームです。二人とも195cmくらいで、右利きと左利きのペアでした。相手の情報などまったくなかったので、とりあえず手探りで試合に入っていきました。
2セットとも序盤は競るものの、左利きの選手のジャンピングサーブとツー攻撃に崩されて、0-2で負けてしまいました。途中、ブロックやいい繋ぎからの得点など見せ場はありましたが、完全に『パワー負け』といったかんじの試合でした。あと、中国選手の試合中のハイテンションはすごかったです。

 一度ホテルに帰り、気を取り直して午後からは『香港』との対戦でした。香港チームの練習を見た感じ気では「これはわりと楽に行けるな」といった感じでしたが、二人とも190cmくらいあり、手が長くブロックといやらしいプレーに苦しめられました。主審副審が共に中国人で香港よりのジャッジだったこともありリズムを崩されかけ、2セットとも中盤までは競りましたが、何とか2-0で勝つことができ、国際試合初勝利を収めることができました。この香港ペアのブライアンとエミアンは人懐っこく英語が話せたのですぐに仲良くなり、サブコートで練習ゲームをし、ユニホームの交換もしました。エミアンが威張って「俺はガールフレンドが12人いる。すごいだろう。」みたいなことを言ってきたので、「俺は25人いる!」と言っておきました。信じたかどうかわかりませんが、悔しかったようで、「紹介してくれ!」って言ってました。

 10月9日は朝から『カザフスタン2』との対戦でした。カザフ2も僕たちも1勝1敗で、決勝トーナメント進出をかけた試合でした。このカザフのペア、何と言ってもデカイんです!レフトの選手は右利きで207cm、ライトの選手はサウスポーで200cmくらいで二人とも人並み以上に動きます。開始早々レフトのスパイクをぴしゃりと止めて最高のスタートを切ったものの、二人の高さとサウスポーのエグイサーブに連続得点を許してしまい、0-2で敗れ、決勝トーナメント進出はなりませんでした。ちなみに、コブラを上から押さえられ、突き指しました・・・。

 今回の大会では普段味わえないパワーと高さを実感することができ、楽しい時間でした。ただ、モチベーションが高かったのもあると思いますが、自分のいいプレーをすればまあまあ通用するなとも思いました。ただし、これはアジア内の大会であり、世界にはさらに上がいるのですが・・・。
 大会は男子は『中国1』が優勝し、準優勝はニュージーランドでした。女子は1位から4位までを中国が独占でした。オリンピックに出れるのは1カ国2チームまで。女子の準決勝以上の試合はまた違う緊張感があって見ごたえがありましたよ。

今回はここまで。
滞在中の出来事、遠征を通じて感じたことは次回にします。